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昨日 日本Javaユーザーズグループ クロスコミュニティカンファレンス 2015 Fall)に行ってきました。 今回も記録更新の参加者数だったそうです。

自社のスポンサーセッションとして自分の後輩君が「Java8移行から始めた技術的負債との戦い」と題して登壇しましたので見届けてきました。

Java8移行から始めた技術的負債との戦い(jjug ccc 2015 fall) from sogdice

驚いたことに160人の部屋が満室で立ち見続出。席の間の通路に座り見までしてもらって、それでも入りきらないという状況でした。 Java8移行とか技術的負債とか、どこの現場のエンジニアも一様に悩んでいるがゆえの切実な需要があったということなのでしょう。

個人的には 「GH-5 サーバサイドのビュー処理エンジンForneusの開発秘話」というセッションが興味深かったです。 Mixer2というテンプレートエンジンを作っている自分としては、 登壇者の井上さんが語るJavaのテンプレートエンジンに関する問題意識には非常に納得というか 「ああみんな同じようなこと考えているんだなあ」という意味においてなんだか不思議な安心感と親近感を覚えました。

最後に聴講したのは「GH-7 てらだよしおの赤裸々タイム」。 日本におけるJava言語の啓蒙者というかスポークスマン的な存在のてらだよしおさんが サンマイクロシステムズからオラクル(買収)、そして驚きのマイクロソフトへの転職から数ヶ月たったいま、 なかなか楽しいセキララトークを聞くことができました。

転職サイトの開発に携わるエンジニアとしてこれは質問のひとつもしておかねばなるまいと、最後にマイクをお借りしました。

「寺田さんがオラクルからMSに転職するために転職サイトを使ったということはないでしょうが、 しかしこの会場の大多数の人は寺田さんほどの知名度はありません。 それでもなお新天地を求めて動くべきときが誰にでも来る可能性があります。 採用する側もエンジニアが欲しいから採用しています。 採用する側、採用される側、それぞれは、なにを考え、なにを問いかけ、なにを準備するべきなのでしょうか?」

そんなぼんやりとした私からの問いかけにも、寺田さんは的確に返してくれました。

なんでもできるオールマイティな人よりも、(採用される側は)何か一つだけでも強いもの尖ったものを持つことが大事で、 (採用する側は)そうした人間のヨコの繋がりを強化していくような形がいいんじゃないか。

たしかそんな趣旨のことをこたえてくださいました。

と言ってくれる聴講者の方もいらっしゃったようで、お役に立ててなによりです。

なお、じつは質問の手を挙げたときは

という趣旨の質問をしようとしてマイクをもらってからオトナのブレーキがかかって1.5秒のアドリブでこの質問をひねり出した自分を あらためてほめてあげたい日曜日の昼下がりです。